胃ポリープの症状、原因、切除

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胃ポリープの症状

胃ポリープというのは特有の症状はありません。

慢性胃炎と同じように上腹部の痛み、胸焼け、もたれ、食欲不振、吐き気、嘔吐、げっぷなど、不定の症状を訴えることもあります。

 

あまり診られませんが幽門の近くに大きな胃ポリープがあってそれが十二指腸のほうに引っ張られたりすると、胃の痛みを感じることがあります。そのほかに、ポリープが幽門に挟まることにより道が狭くなる原因となったりそれにより出血する場合もあります。

 

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胃ポリープの原因

胃に粘膜にびらんがおきたときに、軽度のものであれば、治療で治ってくる過程において、元通りきれいになりますが、症状がひどかった場合などは、治療によって戻る過程で、盛り上がって再生されてしまう場合があります。

 

これが胃粘膜の過形成で、胃ポリープはこれが原因でおこります。

 

みなさんのわかりやすように説明しますと、手や足などに傷を負った場合を想像してみてください。その傷が治ったときに、深い傷の場合は元通りにならずに傷口が少し膨らんだ感じで治りますよね?胃ポリープはあの状態が胃でおきているのです。

 

慢性胃炎などで、何度も過形成を繰り返しているうちに、粘膜面が盛り上がってきます。これが胃ポリープの原因です。

胃ポリープの切除

胃ポリープは直径1 cm 以上のものや胃がんが疑われるもの、出血性のものなどを選択的に切除することが好ましいです。

 

しかし、大腸ポリープとは違って、胃ポリープの場合は多くが胃底腺ポリープという良性の、癌化の可能性が低いポリープがおおいです。大きさも 5 mm以下の小さいものが多く、あまり積極的には内視鏡切除手術は行ないません。

 

これとは逆に、大腸のポリープの場合、胃のポリープと違い、腺腫という癌化が疑われるタイプのポリープが多いため、切除することが多いのです。

 

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